12月になり、寒さも本格化してきましたね。
冬は気温が低いので体が凝りやすい季節……。
ガチガチの体でご来店されるお客様も増えてきています。
そして、体が凝り固まっている方全員に共通しているのが……「呼吸が浅い」こと!
普段はあまり意識しない「呼吸」ですが、浅い呼吸が常習化していると様々なデメリットがあるんです。
冬場は特に、寒さから息を詰めて生活しがちです。
今回はゆったりとした呼吸がしやすい体作りはもちろん、環境作りについてもお話しします。
「呼吸が浅い」ことのデメリット
そもそも、呼吸が浅いとどんなデメリットがあるのでしょうか?
簡単にご紹介しますね。
- 疲れやすい、疲労が回復しにくい
- 眠りが浅くなる、布団に入ってもすぐに寝付けない
- 集中力が下がる
- 内臓の働きが悪くなる(便秘になりやすくなる)
- 肌がくすみやすくなる、髪のツヤがなくなりがち
- ネガティブ思考になりやすくなる
このように、呼吸の深さは健康面だけでなく、見た目や精神状態、日々のパフォーマンスにも影響があります。
深呼吸をするためには……まず背中の凝りを取る!
こんなにデメリットがたくさんあるなら、今すぐにでも深呼吸をしていきたいですよね。
ですがもしかすると……。
- 長年蓄積した疲労、背中の凝りで体がガチガチになっている方
- 浅い呼吸が普通になってしまい呼吸筋が衰えてしまっている方
このような状態の方は、いざ深呼吸をしようとしても思うように息が吐けない・吸えないかもしれません。
背中の筋肉が凝り固まっていると肋骨周辺も動かなくなるので、深呼吸は難しくなります。
こういった体を自力でどうにかするのはすごく大変です。
なので凝りをほぐし、リラックス効果もあるマッサージを受けていただくのが一番手っ取り早いかと思います。
実際に当店のスウェディッシュマッサージを受けたお客様からは、
鼻の通りがよくなって頭がスッキリした!
今までの苦しさが嘘みたいに深呼吸ができるようになりました
といったご感想をいただけることが多いです。
ですが本当に大切なのはここから!
マッサージを受けて体がほぐれても、その後またこれまでと同じような生活を続けているとまた体はガチガチになりますし、息を止める・呼吸が浅くなる癖も抜けきりません。
普段の生活にこそ体が凝る原因、呼吸が浅くなる原因が潜んでいるはずなので、そちらにもアプローチしていきましょう!
ゆったりとした深い呼吸ができる環境作りを
肩や背中が凝る原因を考えると、大半の方は仕事を思い浮かべるのではないでしょうか?
ですが、仕事内容・職場環境は簡単に変えられるものではないので……今回はご自宅で取り組んでいただける「深い呼吸がしやすくなる環境作り」の工夫を三つご紹介します。
1.快適な室温に保つ
冬場に一番大切なのはこの「室内を快適な温度に保つ」こと!
こたつに入っているから、厚着しているから……とエアコンやストーブを付けず、室温が低いまま生活している人は要注意です。
なぜなら……。
- 部屋が寒いのでこたつに入ったまま動かなくなる
→同じ姿勢で長時間固まるので肩も背中も凝りやすくなる - 暖房を付けずに厚着をする
→厚着のせいで上半身の動きが制限され呼吸も浅くなる
寒いとそれだけで体に力が入り息を詰めがちになりますし、動きも鈍くなります。
また、体温を下げないようにと余計なエネルギーを使うことになるので、疲れやすくもなります。
なるべく暖房費をケチらず、自分の体に優しい温度に保ってあげてくださいね
2.定期的に遠くを見る
体調や外気温はもちろん、視線を向ける場所によっても呼吸の深さは変わってきます。
こたつに入ってスマホをじっと見ていると、視線が近距離の一箇所に固定されてしまい自然と息も詰まってしまいます
スマホやパソコン、本など、近くのものばかり見ていると呼吸は浅くなる傾向があるため、こまめに視線の位置を変えたり、窓の外を眺めたりするのもオススメです。
意識しなくても落ち着いた呼吸ができるようになるので、なんか息苦しいかも?と思ったときは物理的に目線を変えてみてくださいね。
3.お気に入りの匂いに囲まれる
嫌な匂いがすると思わず息を止めてしまいますが、逆に好きな香りが漂ってきたら、普段より心地よく・ゆったりと呼吸ができますよね。
お気に入りの匂いに囲まれた生活をするというのも、呼吸を浅くしない工夫の一つです。
- 良い香りの入浴剤を入れてお風呂に入ってみる
- お風呂上がりの保湿クリームを新調して気分を変えてみる
- リラックス効果のあるピローミストを使う
など、ちょっとした工夫で気分も上がりますし、自然とゆったりとした呼吸もできるようになります。
冬こそ自分に優しい環境作りを
- 凝りと疲労で上半身ガチガチの方はまずマッサージへ!
緊張を緩めて可動域を広げれば自然と呼吸も楽になります - ご自宅で取り組む習慣・環境作りも大切!
- 厚着で寒さを我慢しようとせず快適な室温に保つ
- 近くの一点だけでなく遠くの方に視線を動かす
- お気に入りの香りを使って楽しく、自然に深呼吸を
冬は夏と比べて日照時間が少ないので、メンタルも下降しやすくなります。
なるべく楽しく冬を過ごすために、周りの環境・温度を整えてゆったりとした呼吸を心がけていきましょうね。